E資格 2023#1に合格したので、私の勉強方法をまとめようと思います。
これから受験される方の参考になれば幸いです。
受験前の私の状況
- 非IT系の仕事(AIとも関わりなし。)
- 数学、統計については統計検定準1級程度の事前知識。
- AIはG検定取得程度の事前知識。
- 実装経験は書籍のコードを写経する程度。
E資格概要
E資格は日本ディープラーニング協会が開催している試験で、「ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定する」試験になります。
詳細は日本ディープラーニング協会のH Pを参照ください。
受講した認定プログラム
E資格を受験するためには認定プログラムを受講する必要があります。
私が受講した認定プログラムはAVILENのE資格講座です。
選んだ理由は、他のプログラムと比べて価格が安いことと合格率が高いことです。
講座の進め方
動画と講義資料で学習し、演習課題を解く形式です。
演習課題はpythonでの実装になります。
良かった点
- 他のプログラムに比べて価格が安い。
- 模擬問題、練習問題が多い。
- 教材や動画の内容が合格に必要な知識レベルで端的にまとまっている。
- 初学者向けの課題サポートの講義、動画配信があった。
苦労した点
- 演習課題に関する質問は基本受け付けていないため、わからないことは自分で解決する必要がある。
- 教材は概要や理論に関する内容がメインで、コードに関する説明が少ないので、初心者の私はいきなり演習課題で実装するのに苦労しました。今はChatGPTに聞きながらできるので、以前よりも楽に課題が進められると思います。
AVILENをお勧めする人
- 費用を抑えたい人。
- わからないことを自分で解決できる人。
- pythonでの実装に慣れている人。
E資格の勉強方法
使用した教材
- AVILENの教材(講義資料、練習・模擬問題)
- ゼロから作るDeep Learning -pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装 (ゼロつく1)
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- ゼロから作るDeep Learning② -自然言語処理編 (ゼロつく2)
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- 徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 (黒本)
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勉強スケジュールと勉強時間
別の資格も並行して勉強していたため、AVILENの講座自体は8月に終わらせていましたが受験は2月にしました。総勉強時間は約160時間でした。
- AVILENの講座を受講:5〜8月(約55時間)
- ゼロつく1:11〜12月(約7時間)
- 黒本:12月〜2月(約53時間)
- AVILENの教材の復習、模擬問題:12月〜2月(約45時間)
- ゼロつく2(辞書として使用)
勉強の進め方
AVILEN講座→ゼロつく1→黒本→AVILEN復習、練習・模擬問題の流れで進めました。
黒本とAVILENの問題は、最初は3割程度の正解率でしたが、10回程繰り返し解き、9割以上は解けるような状態にしました。
繰り返し解く際は、わからなかった問題のみに絞って解くようにしていました。
試験本番
試験結果
合格基準は明確になっていませんが、6〜70%前後と言われているようなので余裕を持って合格できました。
以下の記事に詳しく書かれています。
試験の所感
E資格は120分で問題数が100問程度と問題数に対して時間が短いので、わからない問題はすぐに飛ばすことを意識していました。
最初は40分で7割程解き、飛ばした3割程の問題をその後に40分程で解きました。
余った40分は見直しをしていました。
応用数学、機械学習、開発環境は黒本のレベルに近く、深層学習は黒本の内容よりも難しく感じました。
それでも黒本と講座の内容、練習問題で十分合格できると思います。
E資格取得で得たこと
私の場合は、E資格取得自体がきっかけで報酬を得たり、仕事に影響があったとかはありませんでしたが、AIの概要を理解するには良い試験だと思いました。